ニューヨーク在住のジャズピアニスト大野智子とビブラフォン殿岡ひとみとのデュ
オ公演が名古屋で実現します。今回はジャズを超えてアルゼンチンタンゴという音
楽を二人がどう 料理してゆくのかが見どころ。プログラムはピアソラをはじめタ
ンゴのナンバーにオリジナル楽曲そしてジャズスイングも取り入れた多岐にわたる
内容でジャンルに関わらずどなたにも楽しんで頂けるるステージとなっています。
piano: Tomoko Ohono
大野はジェイムスムーディ、スライドハンプトン、ウイントンマ
ルサリス、ロンカーターはじめ数々の著名アーティストとの共演
やレコーディングをこなす実力派。そのとびきりスインギーで時
に繊細な抒情詩を紡ぎ出す彼女のピアノに魅了されるファンは多
い。また、アルゼンチンMDRレコードよりアルバム ”Shadows of
Spring” ,“Tomoko Ohno in Buenos Aires”を発表他、タンゴを含むブ
エノス・アイレス録音の ”Tres Saboles” もリリースしている。彼女
自身の作品にもピアソラをはじめ多くのタンゴを要素として取り
入れた楽曲も多く、それらを聴けばそこに彼女の作曲家としての
豊かで優美な感性を裏付けるものがある事が分かる。ハードバッ
プやスイングにとどまらない彼女の音楽性は本拠地ニューヨー
ク、ニュージャージーにて活躍する現地ミュージシャン達にも絶
大なる信頼があり、現在でもカーネギーホールでのニューヨーク
ポップスオーケストラとの共演、ニューポートジャズフェスティ
バル出演他、Diva Jazz Orchestra, Englewinds Ensemble, ジャズとブ
ラジル音楽を追求するTrilateral Project, ベーシストJay Leonhart
Trioの正式メンバーとしてグローバルな活躍をする。
vibraphone:Hitomi Tono'ka
殿岡は大野と同じニュージャージー州立WilliamPaterson大学のジ
ャズ科を卒業した後輩にあたり、学生の頃よりセッションに明け
暮れた日々がついこの間の事に感じると言う。ビブラフォンとい
うあまり聞き慣れぬ楽器を選んだことも、幼少より木琴を弾いて
いた彼女にとっては自然な流れであった。以後帰国後もジャズと
いう音楽を母体に自身の表現の幅を広げ、常にエネルギッシュで
独創的なサウンドを求め活動を続けていられるのは、打楽器の持
つ根源的な可能性をきっと信じてやまないからなのだろう。
今回の共演ではこの二人の感覚が重なり合い、密接に作用することできっと想像を超えるサ
ウンドが繰り広げられること間違いなし!乞うご期待下さい!
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