前半はメジャースケールから。
右手がダイアトニックスケール左手が半進行の下降ラインでまずは2声から。
コードワーク抜きに単なる2つの声部を動かすことはバロックでもない限りあまりないけれど、ハーモニーの一番シンプルな形が現れてとても良い練習になると思います。
トニックとドミナント(ディミニッシュ)の連続でI度に解決して終わるパターン
それができたら間のコードを(声部)を入れて弾いてみます。
ドミナントをディミニッシュコードで全てアプローチする練習をしばらく重点的にやってますが、今日のバージョンは比較的スケールを先行させた練習です。
もう一つの今日のポイントは転回形。
トニックを展開させてそれぞれのフォームでディミニッシュを間に入れて連続でコード練習です。これも慣れないとなかなか難しいですが、弾いていくうちにディミニッシュからトニックへ流れていく音が感じられるはずです。根気よくやってみましょう。
コードトーンにスケールの音以外のものが入ってくると急になんだか雰囲気が変わって
かっこよく聞こえたりしますが、今行っているものは全てドミナントコードの代わりなので、言い方を変えればディミニッシュが次のキー(コード)のV度を代理しているわけです。なので実質はセカンダリードミナントということで、テンションでもなんでもないんですがね。
最後にダイアトニックコード(メジャー)の間にそれぞれディミニッシュを挟む練習をしましたが、これもセカンダリードミナントの練習です。曲の中にも多用されるパターンなので
ぜひ多くのキーでできるようにがんばりましょう。I度からV度までは一気に弾けると良いですね。
このところしばらくディミニッシュにフォーカスしながら練習を進めていますが、音に慣れてくるとあらゆる場面で使えるようになります。平坦だったフレーズが急に陰影のある深みがある音に聞こえてくるので沢山弾いて、ディミニッシュ名人になってほしいです(~-0)
次回は1月22日の予定です。
Comments